忌憚のない意見? 正しい読み方 使い方は?

重要な会議の最初や上司のメールに「忌憚のない意見を」などという文言を見聞きしたことはありませんでしょうか?
でもそもそも「 忌憚のない意見」ってどんな意見?!

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正しい読み方は忌憚(きたん)のない意見

各サイトの意味・使い方 は以下の通りです。

忌憚のない意見

読み方:きたんのないいけん

別表記:きたんのない意見、忌憚の無い意見
失礼に当る内容かもしれない、遠慮のない意見。「忌憚」は、遠慮して控えること。「忌憚のない意見をお聞かせ下さい」のように、感想を求める側が用いる表現。

引用元:https://www.weblio.jp/

忌憚のない

遠慮をしない。率直な。「—・いご𠮟正を乞う」

引用元:https://kotobank.jp/

つまりは普段は中々言えない言いづらいことを率直に言って欲しいということ。
しかし遠慮せずに思ったことを言うとどうしても角が立つのが社会なのでこの言葉は真に受けない方がいいと思います!

忌憚のない意見 言い換え

そもそも忌憚(きたん)という漢字。
」は「嫌う」や「妬む」という意味を持ち、「」は「遠慮」や「避ける」という意味を持ちます。
つまり妬みや遠慮をしない意見と言うことです。
しかしどちらもあまり日常生活では目にしない漢字です。
同様の意味を持ち、換えられる言葉を以下にまとめます。

フランク【frank】
[形動]気どったところがないさま。ざっくばらん。率直。「―な性格」「―に話す」

引用元:https://dictionary.goo.ne.jp/

ぶっちゃけ

心中を打ち明ける。秘密を隠すことなくさらけ出す。「ぶっちゃける」は「打ち明ける」が変化して訛った形とされる。

引用元:https://www.weblio.jp/

気兼ねなく

読み方:きがねなく
遠慮することなく、気軽に。「気兼ね」とは他人を気遣い遠慮するさま。手紙などで「お気兼ねなく~下さい」などの言い回しで用いることが多い。

引用元:https://www.weblio.jp/

日常では「フランク」や「ぶっちゃけ」、少しかしこまった場では「気兼ねない」など使用してもいいかと思います。

ちょっとした豆知識

同様の意味をもつ「ざっくばらん」という言葉があります。

ぱっと聞いたときの印象としては外来語っぽい雰囲気もしますが、日本発祥の言葉です。

ざっくり」と「ばらり」という擬態語が江戸時代から明治時代に合わさり「ざっくばらり」となり、その後の訛りを経て「ざっくばらん」に変化していった説が有力とのことです。

例文

忌憚のない意見だからといって上司の不倫をバラしたアイツの席はもうなくなった。

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